商品のコモディティ化が進むとともに、消耗品として扱われがちになってしまったワイシャツ。

でも、ワイシャツをキレイに着こなそうとすると、なかなか標準体型を元に作られたいわゆる「吊るし」のワイシャツはサイズが合わないのです。

標準体型に比べ、肩幅で併せると胴回りがブカブカ。首回りを基準にすると袖丈は長い。腹回りに合わせると着丈が小さい。など、自分の体型を恨む?事ばかり。

しかし、そもそも標準体型なんておかしな言葉で、それに収まる人が世の中にどれだけいるんだろう?とも思うわけです。



最初にオーダーに手を出したのはスーツ。麻布テーラーのスーツでした。まだ、現在のように多店舗展開される前で都内に数店舗あるだけではありました。2着求めましたが、採寸をする人の腕によってサイズ感がまちまち。そこで、オーダーものというのは、採寸者の腕によって左右されるのだということを実感したのです。

その後、近所の百貨店に足を運んだ際の採寸してくれた方は老齢の白髪交じりの紳士でしたが、この方の採寸がジャストフィット!まさに採寸する人の腕というものを感じた瞬間です。しかし、その方から3着求めたある日、その方の退職案内状が自宅に。残念なことに、定年退職を迎えられてしまったのです。
せっかく見つけた腕を持つ採寸者を無くし途方に暮れていましたが、よく考えてみれば自分の祖父が行きつけにしていたテーラーが近所にあったのです。小さい頃からの顔なじみである店主もおり、その店の扉を叩きました。
これまでの経験を話、しっかりと採寸をしてもらったところ、まさにジャストフィット!なるほど、祖父も行きつけにするわけです。


これまでのオーダーの話が少し過ぎましたでしょうか・・・

さて、オーダーシャツの話です。
近所の百貨店がオーダーシャツをしている事を知っており、そこで数着購入しました。
店員さんとも顔なじみになりましたが、どうしても気になることが。それは、地方百貨店ならではかもしれませんが、どうしても地元の企業の経営者や大株主などが店舗に足を運んだ際(彼らを古参客としましょう)に、私のような若輩者が横に置かれるような対応が散見されたことです。
古参客が目に入るや否や、対応されていた私との会話のスピードがアップ。もしくは、古参客が帰るまで一切私には目をくれない。
地方の百貨店、店員の数も限られる上に、次回見込みのたかい古参客を大切にしたいという思いと、いわゆる高齢の古参客はしっかりした対応をされて当たり前というようにも見受けられる(あくまで主観ですが)ため、店員もそのように対応するハメに。
致し方ないとはいえ、店舗側がそのように対応するのであれば、顧客側である私も考える必要があるのかな。そんな思いでおりました。

閑話休題。
本日、長野県に本社を置くフレックスジャパンが本社工場に併設しているプラトウに足を運びました。
先月、オーダーシャツ2枚、既製サイズシャツの大幅直し1枚の3枚を購入していたからです。その直しが終わり、取りにいってきたところです。
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オーダーシャツは軽井沢シャツというブランドとして販売されており、軽井沢アウトレットにも実店舗があります。また、私が足を運んだプラトウは同社の標準ブランドである店舗で、千曲市と長野市に実店舗を構えています

最近では多くのメーカーがオーダーシャツを始めましたが、工場直営という安心感と、さらに安定した品質、さらにはコストも他店に比べて2割~安い価格設定となっています(筆者調べ 2017年5月)。まとめサイトなどもいろいろ見てみましたが、どうしてこのフレックスジャパンのWEBショップは掲載されていないのでしょうかね。


最初からこの店舗に足を運べば良かったということもあるかもしれませんが、やはりオーダー商品は何回か買ってみないとわからないもの。なんというか、男性と女性の恋愛と似ているかもしれません。
ぜひ、1度利用してみてはいかがでしょうか。

ワイシャツアウトレット通販サイト プラトウ

オーダーシャツ専門店 スキルタ

軽井沢シャツ


※上記3店舗とも、フレックスジャパンのWEBショップです。