2018/11

前回の記事でエアフィルターの洗浄を行いました。今回はオイルの塗布です。

オイルフィルターのオイル塗布はいたって簡単です。

以下の動画をまずご覧下さい。



ご覧いただくとわかるとおり、フィルターオイルには赤い色が付いています。
フィルターオイルの説明書には、「たっぷりと」という表現がされていますので、両面にしっかりと赤い色がフィルターに付けば大丈夫という事です。

それと、前回の洗浄編もそうでしたが、やはりこのような二トリル手袋は作業に必須かな。と思いますので、ぜひ用意される事をおススメします。(トイレの掃除や、漂白剤を使うような、日常の掃除にも大活躍かと思います。)

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あとは、取り外しと逆の手順で車両に取り付けて完了です。
地域にもよりますが、2万キロごとには洗浄をしたほうがいいのでは?と思うような汚れ具合でした。

私のアバルト595には、BMCエアフィルターが純正装着されています。

アクセル全開時には、中回転域からエアを吸う音がシュッーー!とフロントから聞こえてきます。
このフィルターは湿式。つまり、エアフィルターが湿っている状態になっています。反対に、乾式というフィルターも存在します。大多数の車種がこの乾式。
わかりやすく言えば、乾式が乾いたマスク。湿式が濡れたマスク。ということになります。

なぜアバルトがこの湿式かというと、いわゆる湿式のフィルターの多くが乾式よりも目が粗い。のです。つまり、吸い込む空気量を多くしたい。それが、エンジン出力の向上に役立っているわけです。(詳細は割愛しますが、乱暴に言うと吸入空気量増大→ガソリン噴射量増大→出力増)

目が粗いと空気中のホコリやチリも吸い込みやすくなります。それではフィルターとして体をなしませんので、フィルターを湿らせてホコリやチリを吸着させるわけです。しかし、水分では乾いてしまいます。そこで、フィルターに油分を湿らせているわけです。

BMCでは、このようなクリーニングキットも用意しています。

しかし、ややBMCのクリーニングキットは高い。ということで、私は自転車のチェーン洗浄で使っている、ワコーズ製品を使用します。
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そして、必要となるフィルターオイルもワコーズで揃えています。
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※最近ワコーズからの供給が切れているのか、なかなか手に入りません。これがない場合は、K&Nフィルターオイルもしくは、バイクでもおなじみYAMAHAのエアフィルターオイルもいいと思います。



それでは、まず使用方法です。車からエアフィルターを外さなければ始まりません。
必要な工具です。
・薄口の7mmソケット(6.3sqで無ければ、ヘッドのふちが当たって差し込めません。薄口6.3sqタイプを用意してください。)
・ラチェットレンチ、もしくはソケットレンチ

私はこの二つで組み合わせています。


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写真のビス3本を取り外すとふたが外れます。

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ここで注意が必要です。現在見えている面はエンジン側になります。つまり、見えていない裏の面が汚れているのです。
この通りです。

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純正新品エアクリーナーと比較すると一目瞭然です。
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取り外して、室内に持ってきたフィルターがこちら。真っ黒です。

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さて、ビニール袋の中に入れてあります。ここからは、ワコーズエアフィルタークリーナーの説明書通りに参りましょう。
エアフィルタークリーナーを100cc計量します。

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メモリは89gですが、液量100gになるようにお願いします。(比重まで計算していません。適当です。笑)

そして、フィルターにまんべんなくかけます。ピンぼけで申し訳ありません。
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そして、袋の口を上下に閉め、ジャブジャブ・・・・作業中のため写真がありませんが、液は真っ黒です。そして、何度もゆすいでこれもジャブジャブ・・・
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そして、これを水が濁らないまで続けて、乾かします。今日はここまで。
次回は、オイル塗布編です。

前回記事から4ヶ月の放置。仕事の忙しさピークをやっとすぎ、久しぶりに書く記事はトラブルです。

アバルト500にはウォッシャタンクが二つあります。前方から見て向かって右側(助手席側)がヘッドライトウォッシャー、左側(運転席側)がフロントガラスウォッシャーになります。
ウォッシャータンクが空になったし入れようか。と思い、入れたところヘッドライトウォッシャータンクの下から水が漏れる・・・

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(バッテリー交換したときの写真ですね。これがヘッドライトウォッシャータンクの入り口)

1年点検まであと2ヶ月。出ないのはしょうがない。まぁ、出なくても走行に支障は無い。ということで、ディーラーで保証修理をお願いしてあります。細かいトラブルが、そろそろ出てくる頃でしょうか。

次回記事は、エアクリーナーの洗浄です。

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