このブログでは、自分のカーライフ(特にアバルト595)とともに、グルメ、モノ、そしてTHINKを発信していきます。

以前、アバルトエンジンのエンジニアリングが知りたいと題した記事を書きました。一言で言うと、エンジンの素性を知る日本語資料がほとんど無いなぁ(困)。というお話です。

今日のお題はそんなことにも通じるでしょうし、すこしエンジンオイルの性能についても語ろうと思います。

まずは、こちらの写真をご覧下さい。

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オイルフィラーキャップの裏側です。
裏側に茶色がかった乳白色のものが見えると思います。これからいろいろ述べますが、まず最初にこれは故障では無いと考えております

さて、では、これはなにか。

ウエスを絞って中に入れ、吸い込ませた後の画像がこちら↓です。

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茶色い部分が乳白色のものを吸い込ませた部分。
その周辺が青くなっているのは何故??これはなんだろうか。という話になります。

答えは、水分です。つまり茶色い乳白色の物質は、乳化しかかった水分とエンジンオイルが混ざったものということです。

以前から気にしておりましたが(エンジンオイル交換のたびにブローバイの話題を持ち出しています)、やはりブローバイガスは相当発生しているであろうということが言えそうです。
・ブローバイガスはエンジンヘッド内にたまりやすいと言われるということ
・ガソリン燃焼時に水が発生するということ
(補足:エンジンオイルの粘度(指定粘度10W-50) の高さからもピストンとシリンダーのクリアランスは大きそうだと言えそうですね)

冬場は寒いため金属製のオイルフィラーキャップは熱伝導率が良いため、エンジンオフ後にエンジン本体よりも早く冷えるため結露しやすいということも言えそうですし、あわせて私の最近の車の乗り方(ちょい乗りが多い)ことも理由に挙げられそうです。

 
以上の理由から、 水分発生は全く不思議ではありません。(冬場にマフラーから排気ガスと共に湯気が出ますね。あれは燃焼時に水分が外に出ていることと同じ事です。)


さて、エンジンを燃焼すると水分が発生するということはご理解いただけましたでしょう。アバルトエンジンでちょい乗りをすると、これだけ乳化すると言うこともわかりました。

では、エンジンを破損したり劣化させないためにはどうすればいいのか。
運用を変えるのが最善策ですが(寒いところでちょい乗りしない。)ですが、「道具としても使っている以上無理」なわけで、ではどうするか。ということです。
やはり、エンジンオイルが乳化することは避けられないわけですが、これを防ぐためにはどうすればいいのか。という方向で今回は考えてみます。

1、オイルキャッチタンクを取り付ける
2、エンジンオイルの性能を考慮する

の二つかと思います。
※補足:ブローバイガスは吸気側に戻すことが法律で義務づけられています(ブローバイガスの大気開放の禁止:車検に通りません)。つまり乳化する前の気化した状態のガスはどんな車でも必ずもう一度エンジンに取り込まれる構造になっています。まだよく見ていませんがアバルトもそのような管があるはずです。


さて、補足で述べているその管。アバルトにはどうなっているのだろうといろいろ調べたら、とても高性能なシステムが搭載されているようです。

Fire Roadster様ホームページ内コンテンツ アルファロメオMitoにて減圧バルブを調査されてます

自動車の仕組みを理解していないとなかなか難しいのですが、一言で言うと「Mitoとアバルトのエンジンには、高性能で不純物とエンジンに吸わせても問題なさそうな空気のセパレーターが搭載されている」ようです。

また、最終的な結論としてもオイル分割は純正システムで相当できているように見受けられます。
(低負荷時はエキゾースト側つまり排気側にブローバイガスが流れる、高負荷時には吸気側に流れる)
※一方で、減圧バルブシステムはオイルの劣化を促進するものであることは間違いありません。

となると、サーキット走行を見越した大量のオイルミストの防止という目的以外でオイルキャッチタンクを検討するよりも 、エンジンオイルの性能を考慮した方が得策のように思えます。

 

ここまで書いてきて、アバルトのエンジンオイル交換の重要性がわかっていただけているのでは無いかと思います。


さて、エンジンオイルに水分が混ざるということは、理解していただけていると思います。

エンジンオイルは「油」 ですから、「水」とは混ざりませんが、水分の混入はエンジンオイルの性能を劣化させます。それが加水分解です。 
高性能ベースオイルとされているエステルは水に弱く分解されやすい物質です。改質されたエステル(コンプレックスエステルなど)も存在しますが、劣化しないわけでは無い。また、エンジンオイルが加水分解に強かったとしてもエンジン内に水分が存在することは間違いないわけです。

ということで、やはり定期的なエンジンオイルはした方がいい。というわけですね。



さて、すこし強引ですが、今日のまとめです。
1、冬場のちょい乗りはエンジンオイルが劣化する要素が満載
2、アバルトエンジンには高性能なブローバイガスを分離させるシステムが搭載されている
3、冬場の運転は、特にちょい乗りは水分が混入しやすい。水分はエンジンオイルを劣化させるため、定期的な交換が必須
 

純正オイルだから加水分解に他のオイルと比べてずば抜けてすぐれいているかというとどうなのだろうかと思います。 事実、アメリカでは通常の500では Chrysler Material Standard MS-10896のオイルが指定されているようですね。(アメリカのアバルトオーナーの多くはペンズオイル利用者が多そうです。)


アバルトに限らず、冬を越した際にエンジンオイル交換を行った方がいいと思います。数年で乗り換える方であればいいかもしれませんが、そうでない方や中古車を乗り継ぐような方は特に気に留めておいた方がいいと思います。

ちなみに、一番最初の画像を掲載した際に、一緒にエンジンオイル量も確認したところ、レベルゲージはこのようになりました。

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 やや汚れ気味ですが、エンジンオイルパンのエンジンオイルは乳化していませんから、やはり故障とは言えなさそうですね。

金物の本場といったら、燕三条。
その燕三条に居を構え、200年の歴史を誇る無形文化財である鎚起銅器。その技を国内で唯一伝承しているのが、「玉川堂(ぎょくせんどう)」 です。

先日、燕の玉川堂さんへ足を運び、その製作工程を拝見させていただき、展示されていたぐい呑みを購入しました。

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一枚の銅板を金鎚でひたすら叩き、整形していきます。叩くとただ伸びて薄くなってしまいますが、それを技でギュッと締めていく。200年の歴史と技がなせる代物です。
メッキの色も溶液が数種類あり、緑青と溶液の良い塩梅でこの色が実現するのだそうです。
少し奮発しましたが、丁寧に使っていけば一生ものの器になる事は間違いありません。

今から使うのが楽しみです。

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アバルトはフィアット500と違いスペアタイヤを積んでいません。

軽量化が主たる目的ではないかと思いますし、実はサイドスカートのデザインも関連しているのではないかと思っています。(普通のパンタグラフジャッキでジャッキアップすると、干渉するため)

ということから(?)、アバルトは純正でパンク修理キットが搭載されるのですが、今回これを初めて使ってみました。
パンクでは無く、タイヤ空気の、しかも農業用タイヤの空気補充として。

車載場所は、オーナーの方であればご存じの通り、トランクしたスペースです。
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写真のプチプチにつつまれたものがそうなのですが、これをあけるとこんなものが出て参ります。
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絵にも描いてありますが、手前のフタを外すとパンク穴埋め剤のボトルを差し込む口があるのですが、これを差し込まず電源を入れると、なんと電動空気入れとなるわけです。

シガーソケットに差し込み・・・・(今回は、トヨタアクアです。)

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タイヤの空気穴にセットし、電源をオンにするだけです。

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音はやや大きめの音ですが、順調に入っていきます。
サイズはコンパクトで重宝しますが、あくまでエマージェンシー用と考えると、ポンプ自体の耐久性はどうなのだろうか・・・と少し不安にはなります。
メーカーを調べるとTEK Automotiveという会社の製品のようですね。 

普段の空気圧調整はガソリンスタンドやディーラーなどで。困ったときの製品と位置づけて使うのがいいかもしれません。とはいえ、いざパンク時に四苦八苦するよりは、一度使ってみるのもいいかもしれませんね。


○使い方がメーカーのHPに動画で掲載されています。
(全く同じ製品ではないですが参考にはなるかと思います。)
 


パンク修理キットが無いよ。いざ!って時にタイヤの交換できるかな。という方は、いちど検討されてはいかがでしょうか。

もう少し時間ができたら、経営大学院に通ってみて。をまとめたいと思います。

先日来続いている耳鳴り。そして肩こり。
ようやく卒業論文を提出することができましたので、治療するために針治療に行ってみました。

人生初の針治療です。

経営大学院、いわゆるMBAも論文を提出しなければ卒業することができません。
提出前の追い込みで、週末は最低5時間(多いときは8時間以上)、仕事後も最低3時間はパソコンに向かいWordで文章を記述していました。
記述したものも読み直しをしなければなりませんから、印刷して、推敲をするということを重ねると、どうしても一日で机に向かう時間、パソコンに向かう時間は多くなってしまうのですね。
その積み重ねが、耳鳴りであり、眼精疲労なのかなと思っています。


人生初の針治療、痛みはありませんでした。刺している最中は、中からじんわりほぐされている感がたっぷりです。一度だけだと、効果は短期間で、また元に戻ってしまう可能性も高いのだそう。少し通いたいと思っています。
 

経営大学院に通ってもうすぐ2年。終了間近です。

修士課程ですので、論文を提出必要があります。
12月から論文提出に向けてパソコンとにらめっこ。ワードとエクセルを駆使してバンバン書いているのですが、肩こりが尋常ではないひどさになっています。
そして数日前、ついに耳鳴りが始まってしまいました。

一時、耳鳴りに悩まされた私なのですが、いま思えば肩こりがひどい際に出ているのではないかと思っています。

論文提出に向けて追い込みの時期なので、もうしばらく肩こりと耳鳴りに付き合っていかなければならないのですが、終わったら少しゆっくり肩こりが治るように過ごしたいと思います。

その時に、肩こりと耳鳴りに関連があるか。結果が出そうです。 
 
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今シーズン初冠雪です。

夕方から降り始めて、現在20時。まだ降っております。

天気予報では明日の朝まで雪の予報。何センチ積もるのでしょうか・・・

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昨年の損害保険料率はこちらから

一昨年は、降雹被害で車両保険を使いましたが、昨年は特に事故も無くようやく事故有り係数が無くなりました。
晴れて一等級アップとなりました。

さて、今年も早々に保険契約を更新致しました。ことしのアバルトの保険料率は下記の通り、昨年と変わらずとなっています。

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対人:4 対物:1(前年は2) 傷害:4 車両:5

対物の1というのが、本当に嬉しい限りです。
対物が少ないということは、物損事故が少ないということを意味していますから(参考:プリウス現行型は4です)、安全運転を心がけている方が多い車と考えてもいいように思います。 

また今年も安全運転を心がけたいと思います。 

※料率クラスは、型式ごとに毎年変わりますからコンバーチブルモデル(500C、595C)はまた変わってくるのではと思います。算出は損害保険料率算出機構という団体が行っています。

保険会社は都度見直しを行っています。SBI損保、イーデザイン損保、三井ダイレクトを主眼に、まずは20等級を目指しています。年齢がもう少し上がったら、他の保険会社も視野に入れたいと思っています。見積りは複数から取って、ぜひ比較検討をオススメします。

 

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あけましておめでとうございます。


旧年中は、大変お世話になりました。
たくさんの方に、当ブログをご覧いただきましたとともに、多くの皆様がアバルトに興味、関心を持っていただいていることを大変嬉しく感じました。
また、地元が大河ドラマで湧いた一年でもあり、本日も上田城に訪れましたが、大変多くの人で賑わっており、少しだけオススメ店もご紹介しましたが、本当に嬉しい限りです。


昨年は、個人的に知人や周囲の人に何気なく発した言葉が、その人の心を動かす事が多かった一年でした。 


「言霊」とよく申します。
言葉に霊が宿るという意味で、私は常に捉えているのですが、自分の思いが十分につまっていて行動にもしっかりと現れている状態で発せられる言葉は、常に人を動かすものなのだと感じています。 

昨年、一昨年と、大学院に通っており、なかなかアバルト関連の更新ができませんでした。
修士論文の提出までカウントダウンが始まり、学生との2足のわらじ生活も残り3ヶ月。
人生でも貴重な時間を過ごしていると感じています。 

サイエンスティックな考えと、アーティスティックな考え。
この二つを常にアバルトに乗るたびに考えさせられるものです。
人間としての幅をもう少しひろげられるように・・・

そんな思いで、この1年を過ごしたいと思います。本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 

 中古車の査定や購入時に重要に見られるもの。点検整備簿なんだそうです。
愛車を購入して、ずっと一年点検、車検はディーラーさんにお願いしていましたが、愛車が自分の手から離れた後もオーナーさんに大事にしてもらいたい。そう思って、やはり点検整備簿はしっかりしたいものです。


さて、我がアバルトも2年目。2回目の一年点検を行いました。

輸入車は高い?イタリア車、壊れるのでは?そんなことありませんでした。総額、¥16,200です。

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この2年間で決定的に車が止まった。というのは、バッテリーの突然死だけだったでしょうか。(まさかの1年半。早かった。)

他に点検していただいたのは、運転席右エアコン送風口のカタカタ音。寒くなるとカタカタカタ・・・と音が出てしまっていたのですが、今回しっかりと対応いただきました。


走行距離はやや伸びました。
というのも、今年は、MBA課程の2年目ということで、1年目と違い論文執筆が主だったことも有り電車では無く車で通っています。往復80km近くですとやはり距離も伸びてしまいます。2年目で3万キロでした。

普段のオイル交換(エンジンオイル 、ミッションオイル)はしっかりと行ってきたお陰もあるでしょうか。どちらもすこぶる快調です。

さて、気になるのは、来年の車検費用。どのような消耗品が想定されるのかを教えていただきました。

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(1)ベルトおよびウォーターポンプ交換(走行距離5万キロで交換目安)  ¥80,000程度
(2)スパークプラグ(プラチナプラグだそうです。4気筒ですから4本)  ¥10,000程度
(3)ワイパーブレード  ¥7,000程度
(4)リヤブレーキパッド・ディスク  ¥80,000程度
(5)タイヤ4本 同サイズディーラー交換だと¥140,000

この5箇所を教えていただきました。

まず(1)ベルト類ですが、アバルト系の1.4リッターターボはベルト駆動の上に、デザイン重視のエンジンルームですから熱で劣化が早いのだそう。交換風景の動画も公開されていますね。


次に(2)のスパークプラグ。車のガソリンエンジンで大事なのは、「いい混合器」「いい圧縮」、そして「いい点火」ですね。ロータリーエンジンのRX-7に乗っていたときは、1万キロごとに交換していました。いい思い出です。

(3)のワイパーブレードは自分でも出来ますね。

意外だったのが、(4)のリアブレーキ周り。
フロントよりも、減りが早く新品10mm以上のものが現状4mmほど。ブレーキパッド交換を春先に検討していますがローターはどうしたものでしょうか・・・

最後のタイヤは、いろいろ選択肢がありますが同じサイズかな。ネットで探せば4本5万円強で交換出来そうです。


少し多めの走行距離のアバルト595,初回車検にむけてゆっくり整備を進めていきたいと思います。 

購入して1年半のnegroni IDEA。

足が実測24cmしかない私にとって、小さいサイズから展開されており本当に助かっております。
休日となると、他の靴よりも履きやすいためどうしても頻繁に履いくことになってしまい、へたりが激しかったのですね。

かかとに穴が空いてしまったため、少し早いかなとも思いますがオールソール修理に出すこととしました。

申し込みはnegroniのウェブショップから。 

REPAIRを申し込み、ウェブショップにてクレジットカード決済を行い、購入時の靴に梱包し送ります。

2週間後、negroniから修理された靴が戻ってきました。

ソールだけの交換かと思っていたのですが、ビックリ。靴紐は新品、つま先が一部痛んでいたのですが、その部分も補修していただいてありました。
 
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ますます大事に履きたいと思うと同時に、職人の技・プライドを実感した瞬間でもありました。

実は、もう1足、negroniを購入しております。また、ご紹介しますね。 

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